借りぐらしのアリエッティのあらすじをネタバレ!最後の結末までを紹介

2010年7月17日に公開されたジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」は興行収入92.6億円をたたき出し、大ヒット映画となりました。
その「借りぐらしのアリエッティ」の原作はメアリー・ノートン「床下の小人たち」です。

人間の屋敷に住み、人間の生活用品を「借り」て生活している小人の世界を描いた作品。
主人公アリエッティの小人視点で物語が進んでいくのがおもしろいところですね。

今回はその「借りぐらしのアリエッティ」のあらすじをネタバレありで最後の結末まで紹介します。

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借りぐらしのアリエッティのあらすじをネタバレ

小人のアリエッティと人間の翔

12歳の翔は母親が育った古びた屋敷で一週間療養することになった。
翔は屋敷に入る前に庭で女の子の小人を見つける。

その少女は14歳のアリエッティ。
アリエッティは母親の誕生日にローリエをプレゼントするために出かけていた。


小人たちは人間の屋敷の床下に住み、人間から生活用品を「借り」て生活していた。
その小人たちには掟があった。

掟とは・・・

人間に見られてはいけない


その夜、アリエッティは父親のポッドと初めての「借り」に出かける予定となっていた。
人間の少年が増えたことでホミリーは心配する。

子供は早く寝るから問題ない
また父と母に何かあったときにアリエッティは一人で生かなければならない

アリエッティたち家族には他の小人たちの仲間がいなくなっていた。

アリエッティの初めての借り

そのためポッドとアリエッティは予定通り「借り」に行くことになった。
赤いワンピースを着て、洗濯ばさみで髪を留め、借りに出発する。

釘でできた道を渡り
リフトで上に上がり
梯子を昇っていくと・・・

アリエッティはついに人間の生活スペースに足を踏み入れる。
その広さにアリエッティは驚く。


足に粘着テープを貼って、キッチンをよじ登り、角砂糖を入手する。
借りをするポッドの姿にアリエッティは感動する。


二人は次はティッシュを入手するため、移動を始める。
その途中でアリエッティは待ち針を落ちているのを見つけ、ポッドから「おまえの初めての獲物だな」と言われ、うれしそうに剣のようにしてワンピースに刺すアリエッティ。

コンセントの蓋を開けて、中に入っていく。
上に登っていく途中、下を見みると、そこにはネズミがいた。

アリエッティは出くわしたら戦うと言うが、ポッドは挑まなくてもいい危険もあると教える。


ドールハウスにたどり着く。
アリエッティはドールハウスにあるものを欲しがるが、ポッドはドールハウスにあるものを借りると人間にバレてしまうと借りることを禁止する。

ティッシュを取ろうとした瞬間

アリエッティは翔と目が合って見つかってしまう!

二人はその場を離れようとする。
今日借りた角砂糖もアリエッティは動揺して、落としてしまった。


すると・・・

「こわがらないで。」

とやさしく話しかける翔。


アリエッティはローリエの葉を持っているところを翔に目撃されていた。
そして翔の母親は幼少期に庭で小人を見たことがあったと翔はアリエッティに伝えた。

アリエッティとポッドはその場を後にする。


とりあえず人間がこの先どうするか出方を待ち、人間に目撃されたことはホミリーには内緒にすることにした。

ポッドはホミリーに今日は借りがうまくいかなかったことを伝える。
アリエッティは借りをした待ち針をホミリーに見せた。

その夜アリエッティは借りのことが忘れられず、なかなか眠ることができなかった。

翔に会いに行くアリエッティ

雨の降る翌日。
アリエッティが床下の通風口にいると翔が現われ、角砂糖とメモをそっと置いていった。

アリエッティはポッドとホミリーにそのことを伝えた。

ポッドは角砂糖に手を出してはいけないとアリエッティに忠告。

人間に見つかったかもしれない!
引っ越さなければならない!

と嘆くホミリー。
ひとまずしばらく借りはせずに、様子見することになった。


アリエッティは通気口に目をやると角砂糖とメモがまだ置いてあった。
そのメモには「わすれもの」と書いてあった。


その後アリエッティは角砂糖を持って翔に会いに行く。

二階の部屋で本を読んでいた翔を見つけるとアリエッティは角砂糖を返して、すぐに帰ろうとする。
翔はアリエッティを呼び止める。

アリエッティは翔に自分たちに構わないでほしいと頼んだ。

翔は君と話がしたいと伝える。
しかしアリエッティは人間は危険で、見つかったら、引っ越さなければならないと教えられていた。


アリエッティと翔はお互いに名前を伝え合う、
するとそこにカラスが現われて、アリエッティは襲われる。

暴れるカラスは物音を聞いてやって来たハルが撃退。

カラスから守るために、ハルにバレないようにアリエッティを手の上に乗せる翔。
ハルが去っていき、翔は手に目をやるが、アリエッティの姿はもうなかった。

ドールハウスの秘話

アリエッティは家に戻る途中にポッドに見つかってしまう。

おまえは家族を危険にさらしている!

とポッドに言われるアリエッティ。

ポッドは引っ越し先を考え始める。

ハルは家に来た宅配便の配達員にねずみ獲りの業者を紹介してもらう。
そして小人を見たと告げていた。


夕食時に貞子は翔の部屋にカラスが入ってきたと聞いて、心臓に悪いと心配していた。
翔は心臓の手術をする予定になっていた。

その手術前の息子をほったらかしにして、海外に仕事に行くことに苦言を呈する貞子。


翔は部屋にあるドールハウスについて、貞子に聞いてみた。

貞子の父親はこの家で小人を見た。
あのドールハウスは小人が現われたら、プレゼントしたいと作られたものだった

翔が気に入ったのなら、ドールハウスを譲ってくれると貞子は言った。
もし翔がドールハウスをもらえば四代目となる。


ドールハウスは家具は家具職人が作り、本物のトイレ・お風呂があり、電気を通すとオーブンまで使えるというドールハウスとは思えない精巧な作りになっていた。

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貞子は父親の願いを叶えて、ドールハウスをプレゼントしたかった。
しかし貞子はこの家にはもう小人はいないのかもしれないと思うようになっていた。

小人の仲間のスピラー

ある日翔はアリエッティに向けて通気口に今度は花とメモを置いた。

その後激しい雨が降り、怪我をしたポッドを抱えてやって来たのは小人のスピラー。

スピラーの話で小人たちがまだいることに喜ぶアリエッティやホミリー。


ポッドは新しい引っ越し先を探しに行っていた。
その途中で怪我をしたところをスピラーに助けられた。

引っ越し先について、スピラーはいくつか知っているところがあるとポッドは聞いた。


アリエッティは外までスピラーを送って来ていた。
スピラーに家族や仲間がおらず、一人で生活していた。

また遊びに来ると約束し、スピラーは帰って行った。


アリエッティとホミリーは大きな袋を縫っていた。

ポッドの様子を見に行くアリエッティ。
引っ越すの?と質問する。

ポッドは人間に見られたからには引っ越さなければならない。
アリエッティは人間がみんな危険だとは思わないとポッドに伝える。

この家にはアリエッティが生まれる前、二つの家族が住んでいた。
しかし人間に見られたため、一つの家族は行方不明、もう一つの家族は引っ越していった。


すると突如家全体が大きく揺れる!

翔が床下の床板を外して、ドールハウスにあった家具やキッチンをプレゼントした。

そして終わるとまた元通りにしていった。


家の場所が人間にバレたたため、急遽引っ越しすることになったアリエッティたち。

翔に別れを告げるアリエッティ

庭に寝転がって本を読んでいる翔。
アリエッティは引っ越しをするため、翔にお別れを言いに来たと伝える。

人間(翔)に見つかったため、引っ越しをすることになった。
翔はアリエッティが引っ越しをすることに責任を感じる。


そんなアリエッティに翔は

「君たちは滅びゆく種族なんだよ」

と伝えた。


「私たちはそう簡単に滅びたりしない」

と涙ながらに訴える。


翔は小さな頃から病弱で来週手術をするがおそらく死んでしまう。

そのため最後に滅びゆく種族の小人たちを守ってあげたいと考えていた。

ハルにホミリーが捕まってしまう

アリエッティと翔が話しているのを遠くから見ていたハル。
翔を不審に思うことがあったハルだが、落ちていた工具を見つけたことで、アリエッティたちの住む家がハルに見つかってしまう。

ハルにホミリーが捕まってしまい、ビンの中に閉じ込められる。


ハルはねずみ業者に連絡して、捕まえてもらおうとする。
そして翔のことは部屋の鍵を閉め、閉じ込める。


ホミリーの声が聞こえたため、急いで家に戻ってきたアリエッティ。
屋根が開けられ、ホミリーは人間に捕まったのかもしれないと翔に助けを求める。

一緒に探そうと伝えた翔は肩にアリエッティを乗せて、ホミリーを探しに行く。


小人の家のある床下を見ると開けられた形跡があった。

翔は咄嗟にドールハウスのキッチンを隠した。
そして勝手口から台所に入り、ホミリーを探す。

台所に入ってきたハル。
ハルは部屋の鍵を閉めていたはずの翔が台所にいることに驚く。

翔はハルに温かいミルクをお願いする。

ハルの様子からホミリーの居場所がわかった翔はアリエッティを向かわせる。
アリエッティはビンに閉じ込められているホミリーを見つけて救出した。


そこにねずみ獲りの業者がやって来る。
ハルは屋敷に戻ってきた貞子に小人が出たこと、小人は泥棒をしていたことを伝えた。

翔はドールハウスの台所を自分の部屋の元の場所に戻す。


ハルは床下にある小人の家を貞子にみせようとするが、そこにあったはずの小人の家がなくなっていた。
次にハルは小人に盗まれたドールハウスの台所を確認するために翔の部屋に来た。
しかし小人に盗まれたキッチンはドールハウスの中に普通にあった。

貞子はポットの中にハーブが入っているのを見つけ、ポッドの言っていた小人が本当にいたことを喜ぶ。


ハルはホミリーを捕まえたビンを見に行くと・・・小人はいなくなっていた。

今度こそ捕まえる!と意気込むハル!

借りぐらしのアリエッティの最後の結末

その夜、アリエッティたちは屋敷を出ていった。
小屋で一休みしているときにアリエッティはポッドとホミリーに自分のせいで引っ越しすることになったことを謝った。

アリエッティが小屋を出ると猫のニーヤが現われる。
ニーヤはアリエッティを見ると去って行った。

屋敷では翔が庭に出るとニーヤが後を付いて来いと言わんとばかりに走っていく。

アリエッティたちはスピラーと合流し、やかんに乗って、引っ越ししようとしていた。


ニーヤの後を追っていった翔は最後にアリエッティと会うことができた。

翔はアリエッティに角砂糖
アリエッティは翔に髪留め

それぞれを渡した。
そして最後にアリエッティは翔の指を握り、涙ぐんで

「守ってくれてうれしかった。いつまでも元気でね。」

と告げて、別れた。


翔は

「アリエッティ。君は僕の心臓の一部だ。忘れないよ。ずっと。」

と告げて、見送った。


さいごに

今回はその「借りぐらしのアリエッティ」のあらすじをネタバレありで最後の結末までお届けしました。
小人視点で描かれた借りぐらしのアリエッティ。

最後の結末で翔とアリエッティは別れることになりました。
元々一緒に生きることは不可能に近いですが。

途中のハルはめっちゃ怖かったですね。

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